■労働基準監督署もわかっているのかいないのかといえばわかっている
労働局長が一部の業界に対して
「是正勧告をしてもいいんだけど」
と発言したことが報道されています。
労働局長だって人間ですから思うこともあると
思うのですが、
思っても公の会見の場でいう
必要はない発言でしたね。
(出典:YAHOO!JAPANニュース:朝日新聞デジタル)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180330-00000081-asahi-soci
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【労働基準監督署も業界の特性はわかっている】
注目すべき発言は、
「多くのマスコミでも、違反がないわけではないんでね」
というところで、
業界の多くが労働基準法を遵守することが
できていないということを
労働局や労働基準監督署は
わかっているということです。
だから
一部の業界を集中的に調査することがる
ということにつながるのですね。
裁量労働制を適用している事業所は、話題になっているので
ひょっとすると調査が実施されているかもしれません。
【是正勧告は労働局長が公表の判断をできると発言】
労働基準監督署から是正勧告を受けても
公表されることなんてないだろうと思って
しまいますが、
「全部行使できる」
と労働局長は発言をしています。
規模は関係ないということですね・・・
物理的には不可能だと思いますが、
気を抜いてはいけない!!
ということははっきりしました。
是正勧告に対しては、誠実に検討をして
対応をすることで実務的には良いと
考えています。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年3月31日掲載-411)
※ イラストはイメージです