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■経営状態が悪いことは残業代の支払いをしない理由とはならない

 
サッカーのクラブチームが
経営状態が良くないことと
相まって、
残業代を11年間支払って
いなかったとの報道がありました。
 
 
 
会社にとってリスクでしかない
ことと、
未払い残業代を従業員が求める
ケースが増えていることから
 
 
 
残業代をまったく支払わないという
会社は確実に減ってはきていると
思いますが、
 
 
 
報道のケースをみてもわかる
通り、問題が表面化したときには
おおごとになってしまいます。
 
 
 

「経営状態が悪かった」は残業代を支払わない理由とはならない

 
労働基準監督署でもまれに
漏れ聞こえてくる会話の中に
「経営状態が悪いから払えない」
ということが聞こえてきますが、
 
 
 
「経営状態が悪い」は残業代を支払わない
理由にはなりません。

 
 
 
むしろ会社の姿勢に対する
イメージが悪くなるだけ
ですから、
 
 
 
どうせ支払わなくてはいけない
ものなので、
経営状態を言い訳にすることは
やめておきましょう。
 
 
 
報道の事案では、「従業員へ甘え」と
社長が過失を認めてコメントを出して
いますが、
 
 
 
結果として残業代の支払いを
開始していることおよび
遡及支払いの検討をして
いることを見れば
 
 
 
言い訳にもならないことは
おわかりいただけるのでは
ないでしょうか。
 
 
 

残業代の支払いをしたくないのであれば「させないこと」しかない

 
経営は良い時もあれば悪い時も
あるでしょう。
その中で人件費が経営を圧迫する
ことも考えられます。
 
 
 
残業代の支払いをしたくないので
あれば、
残業をさせないことしかありません。
 
 
 
変形労働時間制の導入や
時差出勤の検討など
なるべく残業をしないような
工夫をしていきましょう。
 
 

本日のブログのポイント
■経営状態が悪いことについて従業員に甘えてはいけません。残業代の支払いができる状態でないのなら残業をさせないことです。

 
 
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