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■12億円の未払い残業代を支払うことになった医療機関~きっかけは労働基準監督署の指導~

 
医療機関の未払い残業代に
関する報道は定期的に出て
きますが、
 
 
 
未払い残業代12億を支払うと
いう報道が出ました。
 
 
 
対象が3,000人いるとのこと
なので平均をとる意味はさほど
ありませんが、
 
 
 
1名40万円程度ということを
考えると、
中小企業においても起こり得る
規模の支払いであり、
 
 
 
特殊というようなものでは
ありません。
 
 
 
12億を支払うに至ったきかっけは
労働基準監督署の指導
であることが報道されています。
 
 
 
これまたどこの会社にも可能性が
あることですね。
 
 
 

残業の申請制度が機能していなかった

 
残業の申請制度は、本来はする
必要がないはずの残業の削減や
生産性の向上につなげるために
良い制度ではありますが、
 
 
 
運用に失敗をして残業代の未払いを
指摘されているケースが続出

しているのです。
 
 
 
そもそも残業の申請制度を実施する
ことによって、
残業をしているのに申請を少なく
させることが少しでも脳裏にあると
失敗しやすい
ため、
 
 
 
申請制度を導入していても
やった時間分は支払いをする
という強い意識が必要です。
 
 
 

「本人が申請しなかった」という言い訳は炎上のもと

 
残業代の申請制度を行っていて
未払い残業代を指摘された会社が
「本人が申請しなかった」という
言い訳ですが、これは不適切です。
 
 
 
残業の申請制度が適切に行うことが
できるできないの責任を従業員に
押しつけていることを示している
からです。
 
 
 
残業の申請制度の責任は
会社が持つこと
を意識しましょう。
 
 
 
従業員に忖度のない残業時間の
申告をさせるよう会社が主導で
旗振りをし、
 
 
 
控えめに申請をしているケースを
見つけた時には指導をして
未払いが生じない環境にすることが
 
 
 
今回の報道のようなトラブルを
防ぐ方法です。
 
 

本日のブログのポイント
■残業代の申請制度は、会社が主導して従業員に正しく申告させるようにし、控えめに申請をしているケースを見つけた時には指導をすることまでやりましょう

 
 
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※ 写真はイメージです