■「なぜやったかわからない」「気づいたらやっていた」が今後増えていく
運転を拒否し乗客を放置して
次の便が来るまでの1時間
待ちぼうけをさせたという
ニュースが話題になっていますが、
そもそものきっかけは指導者の
注意が気に入らなかったという
ことから始まったもののようです。
時間が経過して冷静になってからの
コメントが
「なぜやったかわからない」
でした。
一時的な感情の高ぶりや、
不安の重圧に耐えられず
顧客に迷惑をかけることを
やってしまった時に
「理由はわからない」とか
「気づいたらやっていた」という
何の解明にもつながらない
理由を挙げる方が増えて
いる印象があります。
処分・処遇の決定には時間がかかるが腹をくくって時間をかける
「わからない」という一点張りだと
処分や処遇を簡単に決めることが
できません。
当該従業員の過失だったという
ことだとしても、会社がそう
判断する根拠は必要となります。
顧客に同じ性質の迷惑を
かけないということと
ともに
従業員自身がなぜわからない
状態になっているのか、
「会社の立場」
「顧客の立場」
「当人の立場」
様々な視点で検証を進めると
見えてくるものがあるかも
しれません。
長時間労働や精神的な負荷がなかったのかも確認を
会社の立場として、従業員が
負担と感じるような長時間労働や
ハラスメントがなかったか
確認をしましょう。
蓋を開けてみると
「会社の○○が精神的な負担に
なっていた」というようなことは
少なくありません。
臭いものに蓋をするような形で
対応をすると後から会社の
不誠実な対応を指摘されかねない
ことから
会社の日常の取扱いに問題が
なかったのかも客観的に
みるようにしましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年11月9日掲載-634)
※ 写真はイメージです