■労働基準法違反が事業停止の行政処分に繋がってしまう~運送業は背水の陣で改善に取り組むしかない~
労働基準監督署から繰り返し
指導や書類送検をされて
いるにもかかわらず、
改善がされていないとして
国土交通省が運送業の会社に
対して業務停止処分をした
事案の報道がありました。
運送業の会社にはもう間に
挟まれて悲しくなるような
報道ですね。
法令を厳密に適用するので
あれば、
人手不足だからとか荷主が要望を
聞いてくれないというような事情は
関係なく、
勤務実態が法令の範囲内に
収まっているかが調査の
視点となります。
労働基準監督署の書類送検は2回されていた
労働基準監督署が悪質と判断すれば
書類送検をすることは全国的な
労働基準監督署の動きです。
今回の事案で業務停止処分の
前に2回の書類送検がされて
いたことからすると
3度目の正直で業務停止処分
という流れがあることは
意識をしましょう。
周囲の環境如何にかかわらず
労働基準監督署から指導を
されたら改善は必須という
ことです。
従業員からの残業・休日出勤・深夜勤務の割増賃金に関する支払いは大丈夫か?
長時間労働に関する
労働基準監督署の
是正勧告があった時に
付随して確認がされ問題に
発展するのが
残業・休日出勤・深夜勤務の
割増賃金の支払いです。
会社が想定している以上の
時間数を働いていると
未払いが発生しているという
ことも多く、
労働時間数の削減とともに
支払いを命じられることが
あります。
放置しているわけにはいかない
課題ですから
現実をしっかりみつめてまず
改善の一歩を踏み出すことから
はじめましょう!
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年12月18日掲載-673)
※ 写真はイメージです