■続く不適切動画:就業規則の改定だけでは劇的な変化は望めない~犯罪行為が絡むことも~
従業員が会社の所有物に放火を
した画像をツイッターに投稿を
したとして
従業員が逮捕された事案の報道が
ありました。
会社は謝罪を表明しましたが、
犯罪行為を堂々とSNSに投稿する
行為が続いています。
その行為に対する懲戒処分の検討が
話題になりますから
就業規則の見直しは必須ですが、
残念ながら、就業規則を変更した
だけでは、不適切動画の投稿は
なくならないのが現状です。
その奥に潜む原因に目をむけよう
動画の投稿に限ったことではなく
会社に対する不満の蓄積が会社に
危害を加える行動となることが
あります。
それには例えば未払いの残業代が
あるとか、
休日数が法令違反の日数しかない
とか、
会社が法令違反をしているという
ことが原因ということがあれば、
単純に給与が自身の思うように
上がらないとか、
上司から怒られることが続いた
というようなことが原因という
こともあります。
会社がどこまで目を向けて対応を
するべきは、その原因により
異なりますが、
目を向けることで防止ができる
ケースもあることは間違いありません。
少なくとも法令違反が原因となるような状態は改善しよう
例えば報道の事案のように放火が
正当化されるようなことは
ありませんが、
未払い残業代があるというような
ことは、会社も違法な状態という
ことなので
別問題として請求がされることに
繋がっていきます。
売り言葉に買い言葉ではありませんが、
不適切な行為をした原因が会社の
労務管理の不備と言われることが
ないようにしておきましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年5月1日掲載-807)
※ 写真はイメージです