■労働基準監督署の指導内容は大企業も中小企業も変わりはない
中小企業だから労働基準監督署の
調査にそもそも当たらないと
思っていたり
大企業が先に指導をされるから
中小企業には厳しい指導をしないと
考えている方がいらっしゃいます。
労働基準法違反が判明すれば
大企業・中小企業は関係なく
同じように指導をします
中小企業だから労働基準法違反が
見逃されるというようなことは
ありません。
是正報告までの猶予は考慮をしてくれることも
一方で労務管理の完成度や
対応する人材の数という点では、
大企業と中小企業で異なることが
現実としてあります。
労働基準監督署もそのあたりは
理解を示してくれるため、
是正報告までの時間について
長くすることを考慮してくれる
ことはあります。
期限までにできることについて
わざわざ伸ばしてもらうことを
打診する必要はありませんが、
日程的に厳しいと感じたときには
その場で対応に時間がかかると
考える理由といつまでだったら
可能かを打診してみると良いでしょう、
「大企業を先に調査しろよ」は言っても意味がないこと
労働基準監督署で「大企業を先に
調査しろ」と大声で言っている
経営者とおぼしき方を見たことが
ありますが、
労働基準監督署は法令違反を
指導することが目的ですから
「大企業を先に調査しろ」は
目的とはまったく関係のない話
ですから意味がありません。
自社の是正報告をいかに迅速かつ
スムーズに行うようにするかに
集中しましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年8月23日掲載-921)
※ 写真はイメージです