■会社が「家に持って帰って仕事をしなさい」と言ったのであれば残業代の支払いが必要な可能性もある
台風19号が通過することが
なければ、
土曜日・日曜日・月曜日で
出勤をして仕事をしようと
思っていた方もいるかもしれません。
どうしようとなったときに
「家で仕事したら?」
ということで持ち帰って仕事を
する場合もあるでしょう。
そうすると
「これって労働時間?」
「残業代って出るの?」
そういう議論に発展していく
ことがあります。
仮に冗談で言ったとしても
上司など残業を命令する権限を
持った方が言えばなおさら
議論が混沌としていきます。
持ち帰った従業員が「業務命令と受け取ってしまう状況があったか」
持ち帰って業務をしたことに
対する残業代の請求をする
従業員は、
「業務命令があったから持ち帰った」
「そして自宅で○時間残業をした」
という主張をします。
そうすると
じゃあ実際にあったのか?という
議論になっていくため
会社としては「実際にあった」という
ことを言いようがない状態にしておけば
問題には発展しにくいということに
なります。
しにくいという状況になるのは
言っていなくても「言った」という
指摘があることも考えられるからです。
家で仕事をしてもらうのはいろいろな課題を抱えている
結論から言えば
家で仕事をしてもらうのは
禁止することがお勧めです。
会社の機密情報を持ち出さなくては
いけなかったり
残業代の請求があったり、
記録した機器を紛失してしまったり
36協定の範囲に関するカウントなど
課題が多いのですね。
これから確実に家で仕事をした
ことに対する残業代請求という
ものが増えていきますから
ルール策定を事前にしておくことが
お勧めです。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年10月13日掲載-972)
※ 写真はイメージです