■労働基準監督署は他社の事例を加味して調査を行うか
市民病院に勤務していた研修医について労災の認定に関する報道がされてからまだ日が浅い状態ですが、これとは別の事例で市立病院に労働基準監督署が監督指導に入ったものが報道されました。
(出典:YAHOO!JAPANニュース:神奈川新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-00018435-kana-l14
【労働基準監督署は社会的な流れで同種の調査を行うことがある】
偶然と言えば偶然なのかもしれませんが、労働基準監督署の監督指導が、労働基準法などの違反があった業界について、同業・同種の調査を実施することがあります。
痛ましい事例について行うことが多いため、同じような事例を出してはいけないという思いもあるのでしょう。
【人の振り見て我が振り直せ】
同じ業種・同じ規模・同じ地域など共通することがある場合において、抱える課題が共通するということはよくあることです。
労務管理問題について毎日のように報道がされますが、人の振り見て我が振り直せと肝に銘じて、報道の都度、自社の管理を見直すと良いでしょう。
そして選ばれる会社になるために、悪いことだけではなく良いことの報道も参考に見直しをすることが大切です。人手不足が顕著になれば、自ずと選ばれる会社と選ばれない会社が出てくるのですね。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年6月13日掲載-121)