■恐い！？優しい！？そもそも労働基準監督署とは

【労働基準監督署とは】

労働基準法や最低賃金法・安全衛生法など労働関係の法令が遵守されているか監督をする公的機関です。
　「労働○○」という名称は非常に多いのでどれが公的機関なのか正確に覚えておく必要があります。当社（中部労務管理センター）もたまに公的機関と間違えてしまった方からお電話をいただく場合がありますが、類似した名称が非常に多く、中には怪しい団体もあるみたいなので注意しましょう。

【どのようなことをしているか】

労働基準監督署によって課の名称などが微妙に異なることがありますが、主なものとしては、労働基準法を主とした法令が守られているかをチェックする監督課、安全衛生法を主とした法令が守られているかチェックする安全衛生課、労災保険の適用や給付を取扱う労災課があります。
　イメージとしては、会社を見張っていて指導をするところというものが強いかもしれませんが、会社が法令違反をしないようにすることも役割のひとつなので相談に行けば聞いてもらえますし、アドバイスをもらうこともできます。
もちろんイメージ通り指導や調査もしていますので恐いだけでもありませんが、優しいだけでもない機関ですね。

お問い合わせ電話番号：０５２－４１４－５６０３（2017年2月15日掲載-1）

【参考条文】
（労働基準法第９７条第１項）
労働基準主管局（厚生労働省の内部部局として置かれる局で労働条件および労働者の保護に関する事務を所掌するものをいう。以下同じ。）、都道府県労働局および労働基準監督署に労働基準監督官を置くほか、厚生労働省令で定める必要な職員を置くことができる。