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■特定の人に対するパワハラが複数人に対して悪影響を及ぼしたと判断されることがある

特定の人に行ってしまったパワハラが、他の人にも悪影響を及ぼしたとして裁判所が賠償を命じた事例が報道されました。
 
(出典:YAHOO!JAPANニュース:朝日新聞デジタル)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171018-00000087-asahi-soci
 
 

【間接的に影響を及ぼしたと判断】

直接的な言動でなくてもパワハラを行ったことが他の人にも悪影響を及ぼしていると裁判所は判断しました。
 
 
 同じような境遇や立場にある従業員に対して間接的に悪影響があると判断されれば賠償を命じられる可能性もあるということになります。
 
 
 そして注目しておきたい点は、一審の判決よりほぼ倍の金額を支払うように命じたということです。裁判官によって支払額も大きく変わることがわかります。
 
 

【退職を強要するような言動は危険】

誰が聞いても退職を強要していると判断するような言動は、自らいつ爆発してもおかしくない爆弾を振りまいているようなものです。
 
 
 自社に限っては裁判で争われるようなことはないと考えてしまいがちですが、決して他人事ではありません。日常からの心がけで防ぐことができる労務問題を起こさないようにしましょう。
 
 
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年10月22日掲載-252)