【日々前進】替わりのアルバイトを確保しなければ有給休暇は認められないと言うことは適切な発言か
お客様から関係先の息子さんがアルバイト先から有給休暇をなかなか認められないようだがどうなのか?とご質問をいただきました。
その内容は替わりのアルバイトを自分で見つけてきたら有給休暇を取ってもいいよというものです。
ご批判もあるかもしれませんが、筆者はこのアルバイト先の店長の気持ち・発言も理解ができます。求人してもなかなか応募がない人手不足の時代ですしね・・・
そうであったとしても
((((;゚Д゚))))ブラックバイトと言われちゃうよ
仮にその場を録画・録音されてSNSに投稿されたら炎上でしょうね。
【替わりのアルバイトを見つける義務はない】
替わりのアルバイトを見つけなければ有給休暇を取得することができないというようなことはありません。そうしなくては、他の社員やアルバイトにしわ寄せがいくからということは理解できますが、だからといって見つけなければならないということにはなりません。
ブラック○○という言葉が飛び交う社会になっていますが、その言葉を安易に使うものはないと思いますが、このケースはブラックバイトと言われても納得してしまいますね。
【協力してもらう土壌を作ることが先決】
有給休暇は労働者の権利として認められているものであり、その行使は労働者の申し出により行われます。
安定した運営のためにいかに協力をしてもらうかということを考えた方が良いでしょう。そのためにどのような予定があっていつ休みたいかということを事前に把握して従業員が必ず休みたいと考えている日は確実に休ませてあげることが第一歩です。
すべての人がそうだとは言いませんが、突然の有給休暇の申請など「ぶっちゃけ迷惑でしかない」というような時でも、深呼吸をして快く認めてあげると、次は協力する側になろうという意識が働くものです。そのようになるために日々の土壌作りが大切です。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年11月9日掲載-270)