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■残業中にゲームをしている時間は労働時間か

残業中にゲームをしていたにもかかわらず、残業代を受給していた公務員がゲームをしていた時間分の残業代を返金した事例が公表されました。
 
 
 残業中にゲームや私的な情報をパソコンで見ていた時間に対して残業代を支払っていることは民間でも少なくないと思います。
 

(出典:YAHOO!JAPANニュース:毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00000041-mai-soci
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【ゲーム等をしている時間は労働時間ではない】

今回の報道でゲーム等をしていた時間に対する残業代を返金していることからも残業中にゲーム等をしている時間は労働時間ではありません。
 一方で残業中にゲーム等をしていた時間があるという証拠がなければ、労働基準監督署の調査において残業時間と判断されてしまうことになります。
 
 
 今回の事例のように、ゲーム等をしていた本人の申告やパソコンのデータを調べることで把握ができれば資料として採用できる可能性はあります。
 
 
 真面目に仕事をしていた人と残業中にゲーム等をしていた人がともに残業代の支給を受けることは内部の不満を招きかねません。
 そして、ゲーム等をしていても何の疑問も持たれることなく残業代が支給されてしまうとエスカレートをしていく事例も見受けられるため、
 会社は、残業をしている原因や業務の内容を掴んでおくべきですし、一定の対策が必要と言えるでしょう。
 
 

【残業中にゲームやパソコンの私的利用には注意を】

残業中にゲームやパソコンの私的利用を見ても、注意をせず、見て見ぬふりをしてしまうケースが見受けられます。
 
 
 注意をすることでその場の雰囲気が気まずいものになるという遠慮があるからということだと最悪です。
 
 
 ゲームなどは家に帰って堂々とやってもらえばいいので、退社するよう促すことができる健全な組織を構築しましょう。
 「自分の懐が痛むわけではないからいいや」という行動は、事なかれ主義の組織に向かってしまうものであり、これがはびこっていくとハラスメントなどの問題なども発生してしまうという悪循環なのです。
 
 
 中部労務管理センターでは、ホワイト企業と自信をもって表明していただける就業環境の整備をお手伝いしています
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年12月2日掲載-293)
※ 写真はイメージです