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【日々前進】未払い残業代の請求を退職後にされることは珍しくない

2017年最後のご相談は、退職をして間もない従業員から未払いの残業代があるから支払ってほしいと請求がきたというご相談でした。
 指定した期限までに支払ってくれないのであれば、労働基準監督署に行きますとの追伸もあったとのことです。
 
 

【退職後に未払いの残業代を請求することは珍しいことではない】

ご相談をいただいた経営者様はこれまでこのような経験がまったくなかったそうで、焦ってしまったとおっしゃっていました。
 
 
 在職時から退職後には、未払いの残業代を請求するということを決断していたのであれば、退職後まもなく請求が行われることは自然な流れです。
 退職後に未払いの残業代を請求されることは珍しいことではありませんので焦ることなく対応をしていけば良いです。
 
 
 断定はできませんが、退職後に請求をした経験のある方に話を聞くと、気まずいことがなくなるからということをおっしゃっていました。特別な理由はないケースが多いと考えられます。
 
 

【重要なのは本当に未払い残業があるかどうか】

何よりも重要なことは、本当に未払い残業があったかどうかということです。従業員からの請求と会社の考えが違うのであれば精査をしなくてはいけません。
 
 
 未払い残業代の請求について、計算間違いや勘違いのある事例はけっこうあるため精査が必要です。
 労働基準監督署に相談に行くことを前提にすれば、詳細な資料を作成して精査をすると良いでしょう。どれだけ誠意をもって適切な説明をしても、自身の請求額と異なることが不満な方は労働基準監督署に相談にいきます。
 
 
 ですから、労働基準監督署に会社の考えが適切と判断してもらえる資料を用意すれば良いのです。
 
 
 精査した結果、未払いがあった時には、すみやかに支払いをすることで労働基準監督署から呼び出しがあった場合にも印象は良いでしょうから、放置をすることなく誠実に対応をすることがお勧めです。
 
 
 本日ご相談をいただいたお客様もまずは年明けから精査に入ります。
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年12月30日掲載-321)