■労働基準監督署から是正勧告を受けたら是正期日前に余裕をもってご相談を
労働基準監督署から是正勧告を受けると、書面において是正期日が示されます。その是正期日は、労働基準監督署が指定した日までに是正をして報告を終える期日と考えましょう。
是正に時間がかかると労働基準監督署が判断した場合は、指導の項目ごとに是正の期日を変えることもあります。
【是正するために一定の時間がかかると想定しておく】
是正の内容によりますが、未払い残業に関する是正勧告は是正までに検証や再計算が必要になるため、一定の時間がかかると想定しておくことが必要です。
是正期日間近になってからご相談をいただくことがありますが、早くご相談をいただいた方がスムーズに是正が完了する可能性が高いため余裕をもってご相談をいただくことをお勧めします。
11月以降に労働基準監督署の調査を受けた会社は多いと思いますが、そろそろこの時の是正期日が到来もしくは迫ってきているはずですから何のアクションも起こすことなく是正期日を迎えてしまうことはやめましょう。
【法令違反がない状態にしたとわかってもわらうことが是正報告の中心テーマ】
是正勧告では、例えば「労働基準法○○条」というように条文を掲げて、指導が行われます。
これに対する是正報告の中心となるのは、指摘を受けた法令違反の状態がなくなっていることです。
よって、労働基準監督署が労務管理について何を求めていて、事業所としてはどのような解決方法であれば対応を継続的にしていくことができるかが重要なのです。
名古屋市内の労働基準監督署が管轄する事業所であれば、比較的早い対応が可能です。是正期日が到来する前に余裕をもってご相談ください。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年1月3日掲載-325)
※ 写真はイメージです