■裁量労働制の運用で夜間や休日労働の割増賃金の支給漏れには要注意
国会で問題視されている裁量労働制の議論が起こる前の話なので今回報道された事例は、直接関係はありませんが、今後は裁量労働制を導入している会社に労働基準監督署が実態調査にくることは十分に考えられます。
(出典:山陽新聞)
http://www.sanyonews.jp/article/686732/1/?rct=global_syakai
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【夜間や休日労働の割増賃金の支給に要注意】
労働基準監督署の指導の状況を見ていると、裁量労働制を運用しているから割増賃金が発生しないと考えている会社もある印象がありますが、そういうことではありません。
今回の事例を見てもわかるように夜間勤務や休日労働に対して割増賃金が支払われていなければ是正勧告をするので日頃からの労働時間管理は適切にしておく必要があります。
裁量労働制の不適切な運用を指摘されて、導入している制度の廃止をする会社も出てくるなど裁量労働制を導入するメリットと負うリスクを考える時期です。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年3月22日掲載-402)
※ イラストはイメージです