■従業員の対応に社風は出る~「家賃が振り込まれていません」と指摘された事例より~
従業員に対して教育を浸透
させることは簡単なことでは
ありません。
特に細かい行動に関すること
であれば、なおさら日々の
教育に対する姿勢が従業員の
対応を変化させ、社風を築いて
いきます。
週末に「家賃が振り込まれて
いない」という指摘と請求が
筆者のもとにきました。
(管理会社担当者)「7月分の家賃が振り込まれていません」
(筆 者)「そうですか!?申し訳ありません確認します」
(筆 者)「その前に私がお振り込みをした最後の日付はわかりますか?」
(管理会社担当者)「それはわかりませんが、7月分のお振り込みがされていないのは確かです」
自分が忘れていたと捉えて確認
しましたが、振り込みがして
ありました。
(筆 者)「6月○日に7月分のお振り込みをしているのですが?」
(管理会社担当者)「6月○日にお振り込みをいただいているのは6月分です」
(筆 者)「当月の末日までに翌月分を振り込むご契約ですよね?」
(管理会社担当者)「そうです」
(筆 者)「だったら6月○日に振り込んでいるものは7月分ではないですか?」
(管理会社担当者)「筆者さんに限っては違います」
言っていることに矛盾が生じて
いるのに筆者の言うことは信じて
もらえず、調べてもくれないの
です。来週中には振り込むように
との一辺倒でこちらが根拠を
用意するしかありませんでした。
すべて振り込んだ日付とそれが
何月分なのかを遡って示し、
ようやく確認をしてもらうこと
ができました。
(管理会社担当者)「確認しました。筆者さんが正しいので大丈夫です」
(筆 者)「先に確認をしてもらえれば良かったのでは?」
(管理会社担当者)「申し訳ありませんが当社の責任の範囲ではないので・・・」
これで電話が終わりました。
ここまででおよそ2時間弱の
時間を取られています。
この管理会社は、自分たちの
ことしか見えていないことを
終始感じる対応でした。
何が残念かと言うと
途中で電話を変わった上司も
同じ対応だったことです。
住宅のオーナーが直接の顧客
なので、その利用者にまで丁寧な
対応をする必要はないと思って
いるのでしょうが、これこそ
教育で変化するものですね。
利用者に無駄な時間を使わせた
ということも考えないのでしょう。
人の振り見て我が振り直せでは
ないですが、貴重な経験を
させてもらいました。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年7月9日掲載-511)
※ 写真はイメージです