■厚生労働省が病院の36協定の届出状況を確認へ~その先には労働基準監督署の調査・指導が待っている~
厚生労働省の調査により
全国の病院において
36協定を提出していない
割合が報道されました。
厚生労働省は
少なくとも9%の病院が36協定を
締結していないとはじき出したようです。
率直な感想は・・・
91%の病院が締結しているなら
優秀な水準ではないかと思って
しまいました。
一部の調査では3割から4割
くらいの会社しか適正に
なっていないと言われる中で
「少なくとも」の言葉がついて
いるとはいえ、9%は優秀
ですよね???
もちろん9%はだから許される
ということではないので
厚生労働省は継続的な調査と
来年度中の指導を予定している
ことが報道に書かれています。
36協定を締結する適正な事務を心がけて
36協定は、従業員代表の署名と
捺印を書類にもらって届出を
すれば良いと簡単に言えば
このような感じですが、
適正な事務をしていないと無効
という奥深いもの
でもあります。
従業員代表を選出するときは、
使用者側から適当に指名をする
ようなことは言語道断で
まずは立候補募り、
立候補をした人を信任するか
どうか事業所の従業員全員に
確認をする方法が良いでしょう。
従業員代表は立候補であっても
他の従業員全員が信任をしても
労働基準法における管理監督職は
従業員代表になることができない
という要件もあるので
ひとつのミスもなく締結をして
適正な36協定を実現するには
手間がかかるので時間をかけて
行いましょう。
労働基準監督署に届出をしたら
従業員に周知することも必要
なので
労働基準監督署が受付印を押した
36協定の控えをコピーして
皆がみる掲示板などに貼っておくと
良いでしょう。
調査をすることは確実の情勢です
から、医療業界のみなさんは
調査前までに問題点を解消して
おきましょう!
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年2月7日掲載-724)
※ 写真はイメージです