052-414-5603 営業時間 10時〜19時

メールでお問合せ

■残業時間の自己申告制とタイムカードの併用はここに注意が必要

 
残業時間の自己申告制を採用し
運用していた市民病院に対して
 
 
 
自己申告をしている残業時間より
タイムカードの記録の方が長いとして
労働基準監督署が指摘をした

事案の報道がありました。
 
 
 
病院が調査をしたところ、
100人を超える職員に
未払い残業があったとの
ことですから
 
 
 
自己申告制がうまく機能して
いなかったということに
なります。
 
 
 
自己申告制がうまく機能して
いない会社は多いと考えられ
この報道は氷山の一角と
言えるでしょう。
 
 
 

自己申告の残業時間が終わったらすぐにタイムカードを打刻して帰宅させること

 
労働基準監督署に指摘を受けない
ためには、
自己申告による残業の終了時間から
すぐにタイムカードが打刻されて
いることがポイント
です。
 
 
 
よって仕事の流れは最初に自己申告を
して、その結果がどうだったのかを
出すことになりますが、
 
 
 
残業の終了の申告を終えたところで
すぐにタイムカードを記録して
帰宅するという流れができるように
すると良いでしょう。
 
 
 
残業の自己申告制は気を抜くと
すぐにタイムカードとの時間との
矛盾ができてしまうので
 
 
 
矛盾しないような申告と
タイムカードの記録の流れを
作ることが適正に運用する鍵
です。
 
 
 
それなら自己申告制を導入する
意味がないという声が出ることが
ありますが、
 
 
 
労働基準監督署の調査を受けると
結論として導入する意味がないと
感じることは多々あります。
 
 
 
なぜ自己申告制を導入しているのか
原点に立ち返って考える必要が
あります。
 
 
 
残業代の支払いについては
タイムカードに沿うことを前提と
するならば、
自己申告制が必要か
どうかも検討をしましょう。
 
 
 

残業の終了からタイムカードの記録まで迅速にやってもらうことが大事

 
自己申告制で起こりがちなのは
申告を終えて、つい従業員同士で
話が盛り上げってしまったとか
 
 
 
私用でスマホを会社で見ていた
とか、家族からの電話に出ていた
など労働時間とはならないケースも
あることでしょう。
 
 
 
それでもタイムカードの記録が
自己申告の時間と離れていると
労働基準監督署は疑問を呈します。
 
 
 
自己申告を終えたらとにかく
タイムカードの記録をして
会社から出てもらうことが
 
 
 
適正な自己申告制の運用に
繋がりますので担当部署は
従業員から不満が出ても
理解を求めて厳格な管理を
進めていきましょう。
 
 

本日のブログのポイント
■労働基準監督署はタイムカードの記録が労働時間と判断することがあります

 
 
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年3月11日掲載-756)
 
※ 写真はイメージです