■社内報を配布したりWEBで公開する場合にはその内容に細心の注意を払うようにしましょう~個人の健康状態の記載は配慮して記載を避けよう~
学校だよりにおいて病気休暇の
記載をされ、
その学校だよりがWEB上に
公開されていたとして
教員が県を相手に提訴した結果、
裁判所が県に対して賠償支払いの
命令を出したことが報道されました。
支払いを命じた金額は・・・
10万円と多額ではありませんが、
このようなことが社内で起こると
支払額よりもはるかに大変な
社内の混乱が発生します。
個人情報の公開については、
極力避けることが防止策のひとつです。
社内報だからとか限られた範囲だから
というような
ちょっとくらいいいじゃないか
が招くトラブルなので積極的に
配慮するくらいの姿勢が良いでしょう。
通常他人に知られたくない情報は不可
裁判所は今回の健康に関する
情報について、
個人の健康状態、心身の状況、病歴などは
通常他人に知られたくない情報と
見解を示しました。
うちの社員は大丈夫だと過信を
しているとこういったトラブルに
見舞われることがありますので
「この情報は他人に知られたく
ない情報ではないだろうか?」と
一歩立ち止まって考えるくらいが
ちょうど良いかもしれません。
WEB公開も慎重に
会社によってはブログやフェイスブック
ツイッターやインスタグラムなど
写真を投稿したり、社内報をダウンロード
できるようにしている場合もあるかも
しれません。
従業員がそのすべてに同意をして
いれば良いのですが、
会社が考えているよりもはるかに
嫌だと考えている人が多い
と考えておくべきで
現実に誰かがWEBからその
知られたくない情報を知ったと
なると
非常に険悪な空気の中で解決策を
模索することになりますので
会社の責任が問われることが
ないようにしておきましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年4月30日掲載-806)
※ 写真はイメージです