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■労働基準監督署が指定した是正期日までに是正報告の対応ができないときはどうすれば良いか

労働基準監督署から調査・指導を受けた時に、是正勧告書や指導票には、是正期日が記載されます。一定の期間が与えられるときもあれば、「即時」という記載となることもあります。
 

 

【本当にできないか再度検証をしよう】

決められた期日に対して、是正に積極的に行動をしていたものの労働時間の検証や賃金の計算、適正な手続きなどに時間がかかる場合はやむを得ませんが、時間の工面など工夫をして従前の是正期日に間に合うのであれば、なるべく間に合わせるようにしましょう。
 
 労働基準監督官にしても安易に是正期日に間に合わないと言われることは、歓迎できる話ではないからです。一定の進展があるのであれば、その段階までを報告することも選択肢のひとつです。
 

【間に合わないことがはっきりした場合は早めに連絡をする】

是正期日に追われることに気を取られて、是正の内容が雑になっては意味がありません。
 
 特にこれまで労務管理の改善に消極的だった事業所においては、従業員代表を選任することにおいても適切な手続きをしようと思うとなかなか選任ができないなど一苦労だと思います。
 
 周知の時間や適切な手続きのために是正期日に間に合わないのであれば、早めに担当の労働基準監督官に連絡と相談をしましょう。それでも従業員さんを前に改善をしていかなくてはならない状況は続きます。正確な情報の提供と会社の考え・思いを時間をかけて話をして理解をもらえるようにしていくことが重要です。
 
 いつまでも堂々巡りで進まないようであれば、社会保険労務士への委託も検討してください。努力していても結果として進まないのは良いことではありません。
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年5月24日掲載-101)