■技能実習生が労災に遭わないために~厚生労働省がチェックリストを公表しています~

技能実習生の労働災害が多く、中には死亡災害や後遺症が残る災害などの重大災害も発生していることについて厚生労働省が警鐘を鳴らしています。防止のためのチェックリストを公表していますのでぜひご覧ください。
労災の他にも。技能実習生にまつわる課題は山積みだと筆者は考えています。
【労災保険は技能実習生にも等しく適用される】
労災保険は、技能実習生だからとか外国人だからという理由で適用がされないということはありません。
労働者ですから技能実習生にも等しく労災保険が適用されることとなっています。むしろ、労災保険の暫定任意適用事業としているものに、入管法が労災保険に加入するかこれに類する措置を講じなければならないとして、技能実習生を保護するスタンスであることがわかります。
【技能実習生にも36協定が適用されている】
技能実習生にも36協定の内容が適用され、それに基づいた労務管理がされないといけません。
報道などの情報から会社によっては、技能実習生の時間外労働が非常に多くなっているようですね。技能実習生が希望したから36協定を超える時間数になってしまったは言い訳となってしまいます。
【自転車の運転に関する対応はできていますか?】
名古屋市では2017年10月1日から自転車損害賠償保険等への加入が義務となり、市内で自転車を使う筆者は対応をしましたが、技能実習生は、自転車を運転するケースが多いと考えられ、万が一事故を起こして第三者にケガをさせたような場合も想定をしておかなくてはなりません。
名古屋市内に限らず義務となっていない場合も、自転車損害賠償保険等への加入についてよく検討をしておくべきでしょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年6月9日掲載-117)
【本日のブログに関するリーフレットや参照ページなど】
(労務管理資料お問い合わせ番号:00051:厚生労働省)
最低賃金の履行確保に係る監督指導結果(2017年5月版)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/h2905ginou.pdf
※資料等のリンクはブログ投稿時点でリンクをしていたものです。リンク先が変更した場合など見ることができなくなることがございますのでご了承ください。