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■労働基準監督署の是正監督に対応をしきれないとどうなるか

東京労働局が労働基準法違反で送検をした事例に関する報道がされました。送検のニュースはこれからも増えていきそうですね。
 

(出典:YAHOO!JAPANニュース:毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000083-mai-soci
 

【労働基準監督署の是正勧告に対応をしきれないと送検される場合も】

今回の事例は少し過激な表現を使っている印象がある筆者ですが、詳しい事情はわかりませんが、是正勧告にまったく対応をしていなかったということではないと捉えています。
 
 是正勧告を受けた事項に対して、改善策を講じて是正報告をしたものの元に戻ってしまっていたのかもしれません。労働時間のリバウンドですね。結果だけを見れば、労働基準法違反が解消されたとは言えないということです。
 
 労働基準監督署が繰り返し監督指導をしているにもかかわらず、違法の状態が解消されない場合は送検をされる場合もあるため、是正勧告の段階でリバウンドのない対応が必要ということですね。
 

【労働基準監督署から「過重労働による健康障害防止について」の書面が交付されたときは】

労働基準監督署が時間外労働の削減に関する対策を依頼することがありますが、多くの場合は「過重労働による健康障害防止について」という書面にて行われます。
 
 労働基準監督署から書面を交付されることにがっかりするかもしれませんが、一定の時間数の残業があると交付されるため交付されることは珍しいことではありませんが、書面にて改善策など報告をしなくてはならないので社内にて検討をしていく必要はあります。
 
 具体的になぜ労働時間が多い状態になっているかを分析して、それが瞬時に解消できる場合の方が少ないわけですから、適正な労働時間となるよう青写真を描いてどのように進んでいくかを考えて報告すれば良いでしょう。
 
 労働基準監督署に企業の空論で報告をすることはやめましょう。できもしないことやまったく対策になっていないことを報告しても意味がありません。進め方がわからない場合は、中部労務管理センターまでご相談ください。
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年6月17日掲載-125)