052-414-5603 営業時間 10時〜19時

メールでお問合せ

■退職した従業員からの残業代の請求に応じなければならないか

残業代の未払い問題が発生すると、退職者から「自分にも未払いの残業代があるのではないか?」と問い合わせが入ることがあります。在職中に仲の良かった人から聞いたということが多いのですね。
 
 退職した従業員から問い合わせがあった場合に、退職したことだけを以て、何の対応もしないとい訳にはいきません。報道された事例でも退職者からの申告にも対応する姿勢であることが書かれています。
 

(出典:YAHOO!JAPANニュース:朝日新聞デジタル)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170624-00000038-asahi-bus_all
 

【退職者の未払いについて労働基準監督署から指摘を受ける場合も】

労働基準監督署の調査が退職者からの申告により行われる場合もあります。そのほか、指導監督が行われたことを聞いて、自分の未払い残業も払ってほしいと申告する場合もあります。
 
 上記のいずれも労働基準監督署から指導を受けることが考えられますので、退職者からの申出にも対応をするという姿勢はもっておきましょう。
 

【情報は瞬時に広まる】

今回の事例のように報道がされることも瞬時と言えますが、中小企業であっても未払い残業問題があったという話題は人から人へ伝わっていきます。それは退職者にも広がりますし、在職者の家族にも広がります。
 
 法令違反があって、反省すべき点があったとするならば、ピンチをチャンスに変えなくてはなりません。労働基準法違反があったかもしれないけれど、会社は誠実に対応をして違反がなくなったということを社内に浸透させていきましょう。
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年6月27日掲載-135)