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■マイカー通勤の承認について会社は責任を問われることがあるか

今回報道された事例は、裁判所の判断を待つべき事例だと考えますが、被害者の両親からマイカー通勤を承認した会社に対して責任を問う内容となっています。
 
 裁判所の判断がどのようなものになるかは別として、通勤をすることにマイカーを使うことを承認したことに対して、場合によっては法廷にて責任を問う争いが起こり得ることを示しています。
 

(出典:YAHOO!JAPANニュース:京都新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170627-00000021-kyt-soci
 

【日常の管理を見直すことも検討を】

重ねてとなりますが、まずは冷静に裁判所の判断を待ちたいところです。一方でこのような事例が起こりうることを想定して、自社のマイカー通勤の管理状況がどうなっているか現状把握をすることは良いでしょう。
 
 会社の細かい管理状況は報道の中では書かれていないためわかりませんが、管理していないということでは危険です。
 

【マイカーを業務にも使う場合には厳重に管理を】

マイカーを通勤だけではなく、業務にも使うのであれば、厳重に管理をしていく必要があるでしょう。そもそもの免許の有無から更新の状況、違反等により免停などの処分を受けていないか、車検は受けているか、任意保険の加入状況と契約内容など担当部署が骨が折れると感じるくらいの管理は必要だと筆者は考えています。
 
 気を抜いた時に任意保険の更新をしなかったとか、車検を受けていなかったという問題が発生します。会社が管理をしていないのに事故が起きてから「なんで車検を受けていないの??」と問いただしても後の祭りなのです。
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年6月28日掲載-136)