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■昇給をしたら固定残業の金額も変更するべきか

固定残業制度を取り入れること自体が労務管理上のリスクとなりかねない時代に突入をしていきますが、仮に何かしらの批判があったとしても導入を検討しなくてはならない事情がある会社もあると思います。
 
 それならば導入している中でも、従業員・労働基準監督署などから適切な管理をしていると捉えてもらえるような形にしていかなくてはなりません。
 

【通常は昇給があれば残業単価は変わる】

一般的に給与が上がれば、その他の事情に変化がないような場合は残業をした時に支払わなくてはならない金額(残業単価)が上がります。
 
 ○時間分の残業手当を前もって支給している固定残業制度を導入している会社が基本給など給与を上げた時は固定残業の金額も変更しなければならないことになります。
 
残業単価に変更がないのであれば関係ありませんが、多くのケースでは残業単価が変わるはずです。
 

【悪いイメージを抱かれやすい固定残業制度の導入】

様々な報道やインターネット上での批判などから固定残業制度導入に悪いイメージを持つ方も少なくないのではないかと思います。「残業代を実態よりも少なくしよう」とか「残業代に実質的な上限を設けよう」とか意図に疑問符がつくようないいかげんな管理で実施している会社もあるからなのでしょうね。
 
 固定残業制度を導入していることだけをもって求職者から選ばれず応募が少なくってしまうこともあるかもしれません。
 
 だからこそ導入をしていても適切な管理をしているということを堂々と言えるだけの制度にしておかなくてはなりません。イメージとは違うのだと明示できることが大切であり、固定残業制度導入というリスクを最小限にする道なのですね。
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年7月10日掲載-148)