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■労働時間の正確な把握とは~適正な管理と判断されるために~

労働時間関係の報道がされる際に会社のコメントとして「労働時間の適正な管理に努めたい」という改善への姿勢が出てきますが労働時間の適正な把握はこれからの働き方改革からも強く要請がされるものと思われます。
 
(出典:YAHOO!JAPANニュース:産経新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170710-00000050-mai-soci
 

【適正な管理と判断がされやすいのはタイムカード】

労働基準監督署の調査を中心に考えると適正な管理と判断されやすいのはタイムカードです。タイムカードに相当する勤怠管理でも問題はありません。
 
 客観的とは判断されたすいもののタイムカードの打刻を代理でさせていないか、上司の命令などで不適切な打刻をさせていないかなどの検証は必要でしょう。
 
 せっかく手堅い手法を採用しているのに、不適切な管理となっては切ないですよね・・・
 

【不適切と判断されやすい自己申告による労働時間管理】

違法ではないものの厳格な管理をしていないと不適切と判断されてしまう手法が自己申告による労働時間管理です。
 
自己申告されたものをどれだけ厳しく会社が検証をしているかがポイントといえます。検証していなければ何の問題もなく適切と判断される可能性は低いでしょう。
 
 パソコンのログであったり、建物のセキュリティの時間であったり、従業員からの聴き取り調査であったり、自己申告されたものが複数の手法で検証されてはじめて適切と判断されるものになっていきます。「タイムカードにした方が楽なのではないか?」という意見はごもっともです。
 
 自己申告された労働時間が、毎日1分単位で記録されていますか?1週間分をまとめて書いたりしていませんか?上司の承認などがありますか?労働時間管理に対する目線は厳しくなる一方です。早めの改善に取り組みましょう。
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年7月11日掲載-149)