■相次ぐ医療機関の労働基準法違反に関する報道
労使協定で定める残業の上限を超える残業があったとか、未払い賃金があったということで医療機関の労働基準法違反に関する報道が相次いでいます。
(出典:YAHOO!JAPANニュース:毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000053-mai-soci
(出典:YAHOO!JAPANニュース:沖縄タイムス)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00121769-okinawat-oki
【未払い賃金の事例では労働基準監督署が是正勧告をしている】
未払い賃金の報道では、労働基準監督署が是正勧告をしたということが書かれています。
注目をしておきたい点は、報道において、「労基署から過去2年分の未払い賃金を支払うよう是正勧告を受けた」とされており、労働基準監督署の監督指導に対する姿勢を読み取ることができます。
この傾向は継続していくことも十分に考えられますので労働基準監督署の調査が入る前から自主的に調査をして対応をしておきましょう。
【医療機関の残業に関する難しい舵取り】
医療機関のお客様と働き方改革にどのように対応をしていくかという検討をしていると、患者さんがいるのに36協定の上限を超えてしまうので本日は対応ができませんとは言えないと頭が下がるばかりの発言に返す言葉が何もない時があります。
だからといって医療機関で働く人々が過労で倒れたりするようなことがあってはいけない訳ですね。医療機関は難しい舵取りを迫られていると感じています。
医師の長時間労働については、厚生労働省でも検討会がはじまったという報道がありますが、検討会が出す方向性に注目ですね。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年8月4日掲載-173)