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■海外の企業から給与を受け取る場合に社会保険の適用はどうなるか~厚生労働省は調査を開始~

海外の企業から給与を受け取り、国内の企業から支給される給与は低く抑えて社会保険に加入をしていた事例が報道をされました。
 
 
 海外の企業から給与を受け取ることで従業員にとっては一定の手取りが確保され、社会保険料の負担も回避していくという盲点をついているといえばそうなのでしょうが、厚生労働省は「保険料逃れ」と判断して調査をしていくようです。
 
 
(出典:YAHOO!JAPANニュース:朝日新聞デジタル)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000075-asahi-soci
 

【将来の年金が少なくなる】

社会保険料は、中小零細企業にとっては非常に大きな負担となっていますから社会保険料の削減はできるものであればやっていきたいということが本音でしょう。ただし、社会保険料を削減するということは将来の年金が少なくなることは避けられません。
 
 
 削減の対象が、賞与ではなく給与にも及ぶとすると傷病手当金などの給付に影響が出ることも考えられます。
 
 

【厚生労働省の判断は「保険料逃れ」】

今回の事例だけではないのでしょうが、保険料の削減を目的に何らかの形式を作っても厚生労働省は「保険料逃れ」と判断して徹底的な調査をしていくことがわかります。
 
 
 会社の負担軽減を優先するだけの取り組みは避けるべきですね。社会保険の適用に関する今後の報道に注目です。
 
 
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年9月26日掲載-226)