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■相次ぐ労働基準監督署の長時間労働に対する是正勧告

長時間労働に関する労働基準監督署の是正勧告が相次いで報道されています。「違法な残業」という言葉を見慣れてしまった方もいるのではないでしょうか?
 
(出典:YAHOO!JAPANニュース:朝日新聞デジタル)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000086-asahi-soci
※ リンク切れ
 

【特別条項にて定めた上限時間を超えたことで違法な残業となる】

36協定の特別条項で定めた上限時間については、様々な報道を見ていると70時間から80時間にしているところが多いようですね。
 
 
 80時間以上となると過労の基準を超えてしまうこともあるのでしょう。80時間以上の36協定を締結して労働基準監督署に届出を出すということは、一時的かもしれませんが、過労として労災認定がされてしまう程の残業をする可能性があると言っているようなものです。
 
 
 過労の基準までには至らないようにしようという会社の思いもあるのでしょうが、超えてしまうと労働基準監督署から「違法な残業」として是正勧告を受けることになります。36協定で約束をする残業時間数は、熟考しなくてはいけない時代になりました。
 
 

【取材に対するコメントも報道される】

報道がされた時に、取材に対する会社のコメントが一緒に載せられていることがあります。法令遵守に対する期待は、多くの人が持っていますから「徹底する」という言葉は従業員に対しても、期待をする人々に対しても結果として示さなくてはならない重い一言になります。
 
 
 長時間労働=悪という図式はすべての事例で成り立つものではないと考えている筆者ですが健康を害したり、自殺に至るような悲しいことは起こしたくないですね。
 
 
 一方では、働いて働いて家計を支えている人たちがいることもふまえた社会政策が構築されると良いですね。
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年9月30日掲載-230・2017年10月22日一部修正)