052-414-5603 営業時間 10時〜19時

メールでお問合せ

■台風や雪など悪天候の場合に公共交通機関の切符代やタクシー代などを出すか

来週に台風が日本列島を通過する可能性があるみたいですね。台風や雪など悪天候になった時に通勤の手法や費用をどちらが負担するのかということが問題になることがあります。従業員の数が多いほど慎重な対応が必要と言えるかもしれません。
 
 

【大雨で危なかったので電車で帰りました・タクシーで帰りました】

普段は、車や自転車で帰宅をしているものの大雨で危険を感じたので電車で帰ったとか、最寄りの駅からタクシーで家まで帰ったというケースはよく起こります。
 
 
 従業員に対して「安全第一で帰ってね」という会社からの一言で安全第一を考えたらタクシーで帰る必要があったとタクシー代の請求があったり、電車やバスを使ったのでと切符代の請求があることがあります。
 
 

【就業規則や賃金規程はどうなっているか】

就業規則や賃金規程にこのような場合の取扱いに関する記載があればそれに従った取扱いをすることになるので会社が負担するのかしないのかがはっきりします。
 
 
 就業規則や賃金規程に書いていない場合は悩むところですが、これまでの慣習で負担をしていて、それが実質の制度として運営されているような場合であれば検討が必要ですが、これまで特に負担していないのであれば、負担をしないという考えで良いでしょう。
 
 

【困ったときに規程を整備する】

規程等に記載があれば、取扱いについてははっきりするわけですから、困った事例が起きたときに規程を整備しておきましょう。「支給する」「支給しない」と今回の問題についてははっきり書いておくことです。
 
 
 就業規則や賃金規程に記載をしたら必ず変更となったことを周知をしましょう。労働基準監督署に届出をすることも周知をした後でしておくことが重要です。
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年10月19日掲載-249)