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■長時間労働の抑制・過重労働による健康障害防止のための自主点検表~時間外・休日労働時間の実績をどう書くか~

今年は労働基準監督署から「長時間労働の抑制・過重労働による健康障害防止のための自主点検表」が送られている数が多いのかもしれないですね。この件に関するお問い合わせが続いています。
 
 
 対応をするかどうかの段階で悩む場合もあるかもしれませんが、何らかの要素で労働基準監督署が認識しているということですから対応をしておきましょう。
 
 
 労働基準監督署は、発送した自主点検表に対する返信の状況を把握しているものと考えられます。どこかに付番等がされているのではないでしょうか?
 
 

【核心に迫る質問「時間外・休日労働時間の実績」】

点検項目の中に時間外・休日労働時間の実績を確認するものがあるのではないでしょうか?使用者に取っては耳の痛い話となりやすい項目であり、労働基準監督署からすればこの質問に関する回答で効率よく労務管理の状況を把握できる側面があります。
 
 
 この段階で記載に迷うことがあるかもしれませんが実績を整理して正しい数字を書くようにしましょう。どうして筆者がそのように言うのかは、中部労務管理センターまでお問い合わせいただければよりおわかりいただけるご説明をいたします。
 
 

【自社で解決・解消に取り組むチャンス】

労働基準監督署は、特定の会社を取り上げて調査を行うことができるわけですが、様々な事情が相まってすべての事業所に対して厳密な調査ができるという状況ではありません。
 
 
 自主点検により、改善が必要とわかったところについて、自社で解決・解消に取り組んでほしいという思いがあることは間違いありません。労働基準監督署の目的のひとつは違法な状態となっている事業所がなくなることであり、その実現のためには各会社が取り組んでいかなくてはならないためです。
 
 
 自主点検で改善が必要とわかった部分を放置しておくことは
会社にとって風船のように膨らんでいくリスクを背負っているようなものです。昨今の労務管理に関する報道が物語っています。
 
 
 中部労務管理センターは自主点検結果をどのように捉えてどのように改善していくかのお手伝いを実施しております。少しでも良い方向へ改善していく具体的な行動をとることが重要です。
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年11月6日掲載-267)
 

※ イラストはイメージです