【日々前進】有給休暇が義務化となった時に従業員から喜ばれる快適な取得環境がオススメ
有給休暇取得の義務化がかねてから議論をされていますが、それほど遠い未来の話ではないと筆者は考えています。仮に5日間の有給休暇を付与する必要があるのであれば、
従業員が有給休暇を快適な時(嬉しいと感じる時)に取得できたと感じるようにしてあげた方が定着率や求人募集のアピールになると言えるでしょう。
日常の有給休暇の申請について、従業員が好きな時に、長期間でも取得が可能という環境にしておくことができれば言うことはありませんが、中小企業ではなかなか難しい場合もあります。
そこで義務化がされる部分だけでも、従業員が嬉しいと感じることができる取得方法を運用されることを中部労務管理センターはオススメしています。
【どういう方法が良いかは様々】
有給休暇を取得するにあたり、どういう方法が良いかは、十人十色で各個人のニーズに応じるのか、一定のケースに絞るかなどこれも選択をしていくことになります。
・連休になるようにして海外旅行などを行きやすくする
・祝日がない月に3連休などをつくる
・年末年始の休みがない業界で思い切って元旦を休む
・自身の誕生日や家族の誕生日・結婚記念日など記念日に休むことができるようにする
・毎週社員の誰かが休暇を取得していくような制度を作る
・ゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの休みを有給休暇と合わせて増やす
挙げればいくらでもありますから、強みになるような設定をすることで何も意識をしていない事業所よりは優位性を確保できるようになります。
【自由に取得は弊害が出ることも考えられる】
自由に申請をして取得ができるということも良い選択肢のひとつですが、多くの申請がかぶってしまうとか、結果として義務づけられたものが取得できなかったということも考えられます。
例えば、有給休暇を取得した日数を会社も従業員も把握ができるようにシステムを導入するなど働き方改革に向けて今から検討をしていきましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年11月29日掲載-290)