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■試用期間中であっても社会保険の加入は必要~厚生労働省が指導を強化~

ブラック企業と称される所以のひとつとなっている社会保険の未加入問題ですが、試用期間は社会保険の適用をしない取扱いをしていた事業所に年金事務所が指導をした事例が公表されました。
 
 

(出典:YAHOO!JAPANニュース:産経新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171231-00000500-san-soci
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【すぐに辞めるかもしれないからはまったく関係ない】

従前か変わりはありませんが、今回の事例をみても試用期間だから社会保険の適用をしないは通用しないことがわかります。
 
 
 会社としては、「すぐ辞めてしまう人が多いので試用期間中は年金加入の手続きをしないことにしていた」というコメントをしていますが、これは痛いほどよくわかります。
社会保険の適用手続きをしたら1ヶ月経過しないうちに退職をしてしまったということを経験している会社は多く、それでも経営者の皆さんは歯をくいしばって受け入れているのです。
 
 
 すぐに退職してしまう可能性があることを「社会保険に加入することが無駄」と捉えて、会社の利益を保持するために違法な手続きの選択をしては本末転倒ですからやめましょう。
 
 

【厚生労働省は加入促進や調査を強化する】

厚生労働省は社会保険の未加入や不適切な事務をしている事業所に対して調査などを強化するとされています。書面による督促ということも増えていくでしょう。
 
 
 ブラック企業と指摘をされることで応募が減るだけでなく、在籍している従業員が離れていって規模が縮小していく現象が徐々に出てくるでしょう。
 胸を張って不適切なことはしていないと言える環境の構築が必要です。
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年1月1日掲載-323)
※ イラストはイメージです