■非正規社員と正社員で通勤手当の支給ルールが違うと提訴されることも

正社員には通勤手当が支給されているのに、派遣社員に通勤手当が支給されないのは不合理で違法として提訴した事例が公表されました。

　派遣社員は、時間給は高いものの通勤手当は支給されていないケースが多い印象がありますが、かねてから疑問視する声があがっていた部分ですから今後の裁判所の判断に注目をしたいところです。

（出典：ＹＡＨＯＯ！ＪＡＰＡＮニュース：毎日新聞）
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180202-00000060-mai-soci
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【正社員と契約社員間では通勤手当の支給について不合理とした事例あり】

報道の中にもあるように、正社員と契約社員とで通勤手当の支給を正社員のみに行うことは労働契約法に反する裁判所が判断した事例が出ています。

　通勤手当の支給について、正社員と非正規社員で異なることは、もはや適正な労務管理をしているとは言えない時代になっているのです。
　通勤手当に限ったことではなく、正社員と非正規社員の待遇の差に不満を持って提訴する事例がたくさん出てくることが想定されます。

【待遇改善に舵を切る企業も】

人手不足も相まって、非正規社員の待遇改善に舵を切る企業も出てきています。このようなケースが報道される一方で、待遇が改善されない非正規社員の不満が爆発するということもあるでしょう。

　正社員と非正規社員で待遇が異なることに大多数が納得する理由を上げることができない場合には、どういう対応をしていくか早々に検討をする必要があります。

お問い合わせ電話番号：０５２－４１４－５６０３（2018年2月3日掲載-355）

※　写真はイメージです