■勘違いをしてはいけない~ゲーム・慣習だからハラスメントが許されるということはない~
報道された事案は、まだ提訴がされた段階なので裁判所がどのように判断するか注目ですが、筆者の感覚ではセクハラ確定と言いたいその内容に驚きました。
セクハラ・パワハラのトラブルにおいて、「ゲームだから」とか「これまでみんなが乗り越えてきた登竜門だ」という理由でハラスメントではないという言い訳にする加害者がいますが、許されるものではないと担当部署は毅然とした対応が必要でしょう。
(出典:YAHOO!JAPANニュース:朝日新聞デジタル)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180216-00000076-asahi-soci
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【業務に関係のない「映画鑑賞」】
くじを引いて「幹部と映画鑑賞」と書いてあると映画に行かなくてはいけないという私利私欲を目的としたハラスメントにしか筆者にはうつりません。
到底、業務に必要なものとは言えず、このような行為に対して裁判所がどういった判断をするか注目したいと考えています。
こういった問題の対応をしなくてはいけない部署にとって、幹部がハラスメントをしてしまうとどのようにしていくか迷ってしまうことがあるでしょうが、こうならないためにも従業員や幹部を問わず全社がハラスメントを許さない環境を作ることが大切なことになります。
【コメントは大切だとつくづく考えさせられる】
使用者側のコメントとして「対話の機会を設け、話し合いを続けてきたが、提訴されたとすれば誠に残念。訴状を受け取り次第検討する」と紹介されていますが、事後に出すコメントは大切だとつくづく考えさせられました。
コメントから普段のハラスメントに対する使用者側の考え方が見え隠れしてしまいますね。
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