■部下の自宅に上がり込む・深夜の公園に連れ出すはセクハラではないかと検証するべき行為
部下の自宅に上がり込む、深夜の公園に連れ出す、わいせつな発言を繰り返すなどの行為をした上司に対して懲戒処分をした事例が報道されました。
被害者がセクハラを理由に退職を申し出て対応をしていては遅いと考えておかなくてはいけません。
(出典:YAHOO!JAPANニュース:佐賀新聞LIVE)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180310-00010000-saga-l41
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【加害者はなぜか自信を持っていることがある】
セクハラの問題が表面化した時に対応部署が聞き取りを行うと加害者がなぜか自信を持っている時があります。
・加害者が被害者から信頼されている
・被害者は嫌な思いをしているなんてあり得ない(楽しいと思っている)
・加害者は被害者から好かれている
・加害者と被害者は長年そのような関係性で今まで指摘などされていない
被害者が我慢をしているなんてまったく考えていないからいつまでもセクハラが続くことがあるのでこのような場合は、対応部署で止めるしかありません。
【気づいていて放置は他の従業員をがっかりさせる】
セクハラに気づいているにもかかわらず、何の対応もせずに放置をしてしまうことは、「会社は問題が発生しても何もしない」とがっかりさせてしまい、社内の雰囲気を悪化させてしまいます。
加害者から対応部署から指摘をされることに憮然とした態度を示すことも多くありますが、一般的にされたら嫌だと感じる行為があって、被害者が実際に助けを求めているのであれば自信をもって就業規則に基づく対応をしていくことで良いでしょう。
一方的に加害者がすべて悪いと決めてしまうのではなく、どのような経緯からセクハラ行為に至ったのか冷静に事実を判断することがポイントです。場合によっては被害者が不適切な行為や発言をしていることがあるためです。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年3月10日掲載-390)
※ イラストはイメージです