■しっかり見たことありますか??自分の年金記録
日本年金機構が年金に関するデータ
入力を、委託して、委託先のミスが
多すぎて年金が支給されないことが
連日報道されていました。
年金記録は膨大にあり、いまだに
2,000万件の宙に浮いた年金記録が
あるようです。!!(゚Д゚ノ)ノ
年金記録が整理しきれないことは
断定はできませんが、単純に国が
すべて悪いということではないと
思っています。
何十年にもわたってすべての事業主が
正しい届出を出して、行政もすべて
正しく処理をすることで成立する訳
ですが、考えるだけでも困難ですね。
年金記録の誤りはけっこうある
仕事の一環で遺族年金の請求をさせて
いただくことがありますが、そこで
亡くなられた方の年金記録を精査します。
その段階で断定をすることはできないの
ですが、
ご本人が生前記載していた勤務の記録や
ご遺族の記憶と実際の年金記録が
なぜか違っていることがあるのです。
中には、故意か過失かはわかりませんが
あきらかに誤った届出がされて記録が
事実と異なるという状況というものもあります。
年金記録は自分でチェックをしていくしかない
事業主等から提出された届出を
日本年金機構がすべて証拠を
確認して処理をしている訳では
ありません。
よって、何かの手違いで誤って
提出されたり、処理がされたりと
いうことはあると想定して、
間違いがないか確認をしておく
必要があります。
誤りに気づいて、訂正の手続きが
2年以内にできれば、不利益を
被ることはなくなります。
在籍期間だけでなく報酬月額なども確認を
年金記録は、加入していた期間に
加えて、厚生年金であれば報酬月額
や賞与額も登録されています。
もしその金額が、少なく届出されて
いたら、いくら給与から適正な保険料が
徴収されていても意味がありません。
あくまで日本年金機構で管理されている
年金記録をもとに算定がされます。
自分がもらっていた給与額・賞与額と年金
記録の報酬月額や賞与額が違っていると
思った時はまずどうしてそうなっているか
を確認しましょう。
手続きに独特なルールがありますので
受け取っていた給与=年金記録の報酬月額
の図式が成り立たないこともあるためです。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年4月12日掲載-423)
※ 写真はイメージです