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■社内では借金禁止が便利

 
「日本の借金時計」を見ると、私が今日
見た時点で、1,087兆8,297億円
ありました。
 
 
 
ブルゾンちえみさんのネタで使える
のではないかと思ってしまうような
日常では接しない数字ですね。!!(゚Д゚ノ)ノ
 
 
 
日本はまだ大丈夫だという人もいれば、
破綻するという人もいますが、何の
手立てもなく減っていくことはないと
思ってしまいます。
 
 
 
国はまだ信頼があるからこれだけの借金が
できるのでしょうが、社内で借金をすると
金額の大小にかかわらず、会社が巻き込まれる
労務問題が起こることがあります。
 
 
 

返さない・返すことができない時に会社も巻き込まれる

 
社内で他の従業員にお金を貸したにも
かかわらず、一切返す素振りがないとか
督促しても「ごめん」の一点張りで返す
あてもないことがはっきりするときに
会社も巻き込まれることが多くあります。
 
 
 
当人の給与から徴収してほしいという
思いがあって、会社に相談をしてくる
のですが、給与から会社が一方的に
借金を徴収することは、労働基準法
では許されていません。
 
 
 
借金があって、返ってこないということ
になると人間関係が悪化して社内の
雰囲気が悪くなることで
チームワークもかみ合わなくなるという
負のスパイラルを招くのですね。
 
 
 

社内の借金を禁止することで会社の姿勢を示す

 
飲み物を買うための小銭を借りると
いうところまで禁止ということでは
ありませんが、就業規則によって
社内で従業員間の借金を禁止する
ことでかなりの部分が解決されます。
 
 
 
会社が巻き込まれる事態になった
ときも、「お金を貸す・借りる」を
禁止していることに対してやった
ことは、「当事者間で解決しなさい」と
言いやすくなります。
 
 
 
そうは言っても、会社が完全にこの
問題との関わりがないかというと
そういうわけではないので、話は
聞くようにしてください。
 
 
 

最大のメリットは断る口実になること

 
従業員間の借金の問題解決に取り組んで
いると、多くのケースで
実は貸す方は嫌だったという
ことが表面化します。でも断りにくいと・・・
 
 
 
就業規則で禁止をすることによって
「会社で禁止されているから嫌だ」
と言いやすくなるのですね。
 
 
 
就業規則に違反をすれば、処分がある
「懲戒処分されたくないから嫌だ」
と断る口実に使ってもらえることで
これまでしぶしぶ貸していたものが
防げることもあるでしょう。
 
 
 
1人に多額の借金をするケースや
あらゆる人に少額の借金をするケースなど
形態は様々ですが、
 
 
 
社内でのお金の「貸す・借りる」は
良い影響をもたらすことはない
のでぜひ禁止を検討してください。
 
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年4月14日掲載-425)
 
※ 写真はイメージです