■社員が社長から知らず知らずのうちに離れていく理由~その2~
従業員が退職をしたいと退職願を
提出して申し出をしたときは、
期間の定めがない雇用の、いわゆる
正社員であれば、2週間前に申し出を
すれば法令に違反するような問題は
発生しません。
(会社内部の混乱は別問題)
2週間では引継ぎもままならない
ということはよくわかりますが、
従業員との関係性が悪化すると
このトラブルがよく発生します。
その理由はシンプルで、一刻も
早く会社を辞めたい(来たくない)
ということです。
なぜ一刻も早く辞めたいという
気持ちになってしまうのか??
今日もひとつ事例のご紹介です。
社長の業務に関する知識は尊敬と落胆のもととなる
どの業界であっても、業務に関する
知識というものは必要なはずです。
従業員自身よりも社長が圧倒的に
知識を持っていたら、それは尊敬の
念となります。
ところが、どこかの時点で社長の
業務に関する知識が止まり、
従業員に確認ばかりするように
なり、従業員が社長に教えている
ような環境になると
落胆し将来を危ぶむ
気持ちとなってしまいます。
社長のミスを従業員が正すような
ところまでに至ってしまうと、
入社・退職を繰り返して、どんどん
平均在籍年数が低くなります。
「なんで社長はこれを知らない
のだろう?」という疑問は、
知らず知らずのうちに従業員を
会社から遠ざけるのです。
従業員が「社長はすごい」と思うことが解決策
社長に業務対する知識がなくても
どんな分野でも良いので
従業員が「社長はすごい」と思っている
会社は、そうでない会社と比べると
平均在籍年数は長くなります。
業務に対する熱意でも、人への優しさ
でも、手先が器用とか、スポーツが
万能というようなものでも
従業員が「社長はすごい」と心から
思うものがあることは、知らず知らず
退職の解決策となります。
労務問題を防止または解決するには
就業規則はとても大切ですが、
社長の人としての魅力も
とても大切なのです。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年5月4日掲載-445)
※ イラストはイメージです