■社員が社長から知らず知らずのうちに離れていく理由～その4～

仕事柄、いろいろはお話を聞いて
いると、会社を辞めた本当の理由を
お聞きします。

内部にいた人にしかわからない
ことって多いと感じます。

すごい良いイメージのＣＭを
していても、実態は・・・
そうなんだ・・・ということも
少なくありません。

先日、社長が使うある言葉が
嫌で退職をしたということを
聞きました。

実は同じようなケースを何度も
聞いてきました。経営者が使い
やすい魔法の言葉なのですよ。

魔法の言葉「あなたのためだから」は従業員に嫌われやすい

魔法の言葉は
あなたのためだからやってみなさい

きっと言っていることは間違って
いないのです。本当に従業員の
ためになるのでしょう。

しかし、常に「あなたのため」と
仕事を投げているだけだと
従業員は押しつけだと考えてしまう
のです。

あなたのためだという仕事に
限って、時間がかかったり
心労がかかる仕事だったり
するのですね。

そして終了の報告をすると
「ほらためになっただろう？」と
言ってしまう社長・・・

知らず知らずの退職を招いて
いる可能性が大いにあります。

あなたのためになるのならフォローをして何がためになるのかまで理解をさせること

「あなたのため」を仕事を渡す
言い訳のように使っていると
従業員は退職に向かいます。

なぜ「あなたのため」と言って
仕事を渡し、どこがポイントで
やり遂げたときには
どこがあなたのためになったのか
まで説明をすると状況は変わります。

自主的にすべてをポジティブに捉え
仕事を進めてくれる人材はほとんど
いません。
中小企業であればなおさらです。

社長がフォローをしてくれるのか
押しつけだけで終わるのか、ここで
会社の成長がおおきく変わります。

お問い合わせ電話番号：０５２－４１４－５６０３（2018年5月11日掲載-445）

※　写真はイメージです