■小規模・零細企業はまずこの５つの遵守から始める！

東京労働局が公表したコンビニに
対する労働関係法令違反の調査
どれくらいの割合で違反があったか・・・

９５．５％で法令違反
（労働者からの申告除く）

４．５％が法令違反なく運営して
いることに頭が下がります。
きっと苦労を重ねての結果であって
本当にスゴいことです。

これだけ高い確率で法令違反が
あるということは、コンビニが
労働関係法令の遵守をするには
困難な壁があることは明白と
言えそうですが、

行政も小規模・零細企業には
それほど積極的な関与はして
こなかったことも、この現状を
作った要因と言えるでしょう。

これからは規模は関係ない

このようなデータを公表して、
行政が黙って放置することは
ないでしょう。

コンビニの１００件に９５件が
法令違反があるのであれば、
計画的に調査を進めてくる
と考えられます。

労働者からの申告があれば、
積極的な関与をしていた
労働基準監督署ですが、

定期的な指導監督でも積極的な
姿勢で臨むことになるでしょう。

コンビニだけではなく、飲食店や
クリニック、社会保険労務士の
事務所にだって調査をするのでは
ないかと思うくらいです。

まずはこの５つの遵守から始める

これまで労務管理を曖昧にやって
いた場合には、いきなり法令遵守
を完璧にということは何から始めて
良いかわからないかもしれません。

そんな時は、従業員が不満を持ち
やすいものや多くの事業所が指導を
受けているものから取りかかると
良いでしょう。

（１）時間外労働・休日労働に関する協定（３６協定）
（２）残業代の適正な単価で適正な時間数の支払い
（３）有給休暇の付与と取得をわかりやすく管理
（４）健康診断の実施
（５）雇用契約書・就業規則の作成

もちろんこれだけではないのですが、
この５つができれば
次のステップにすすみたくなる
のです。

なぜなら、この５つが完璧にできて
いると人材の定着が変わります。
働きやすいと感じてもらえるひとつの
ラインなのです。

お問い合わせ電話番号：０５２－４１４－５６０３（2018年5月13日掲載-454）

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