■目的達成のために異例と言われる取り組みも必要
大林組が同業者との飲み会を
禁止することとしたことが
報道されました。
目的は、
談合防止です。
異例の取り組みとして周囲から
驚きの声が上がっているよう
ですが、
例え、プライベートにまで踏み
込むとしても、談合を防止する
という強い気持ちが出ていて
私は好感を持ちました。
従業員が勝手にやったことでは済まされない時代になった
会社がまったく望んでいない
ことだとしても、批判される
行為があれば、
「従業員がやったこと」では
済まされない時代になりました。
会社は談合などするつもりが
なかったとしても、従業員が
やっていれば、会社や代表の
責任を問われることになります。
望んでいないのであれば、
起こり得る環境をなくす
ことは対策のひとつです。
同窓会で同業者と仕事の
話をすることも禁止と
しているようですが、
こういったことからも談合が
起こり得るのであれば、強い
気持ちで会社の姿勢を示す
ことは良いと思います。
度を越したものになっていないか検討は必要
会社が正しい目的と考えるから
就業規則で従業員のあらゆる
行為を禁止できるという訳では
ありません。
談合のように防止について
社会的な要請があるかどうかも
重要な要素です。
会社が達成したい目的と、従業員に
与える負荷などもよく考えて
就業規則に反映をさせましょう。
度を越したものを運用していると
突き詰めることなくブラック企業
という批判を受けることも最近は
多くなりました。
強い姿勢を示すことが大切なのだ
と従業員が受け入れることができる
ように運用していきましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年5月15日掲載-456)
※ 写真はイメージです