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■「残業やりたくありません」にどう説明をするか

 
新入社員の意識調査によると
「残業がない会社」というのは
一定の支持があることが
報道されています。
 
 
 
この考え方が望ましいのか
望ましくないのかは、
人それぞれでしょうが、
 
 
 
間違いなく言えることは、
この価値観を持った人が増えている
ということです。
 
 
 
頭ごなしに不適切であると
叱責するようなことでは、
パワハラと指摘をされても
反論できないかもしれません。
 
 
 
それぞれの価値観を認めつつ
会社が達成する目的のために
必要な残業があるのであれば、
 
 
 
理解をしてもらえるように
その必要性や労働基準法などの
ルールを説明して落とし込むと
良いでしょう。
 
 
 

法律の要件を整えて命じるようにする

 
残業をするかしないのかは
労働者個人が決めることが
できるものではありません。
 
 
 
労働基準法や就業規則による
ルールに基づく要件を整えれば
会社が命じることができます。
 
 
 
要件が整っているから
「残業をやりなさい」では
なく、
 
 
 
今日の残業が何につながるか
まで落とし込むと良いでしょう。
 
 
 
「残業がやりたくない」=悪い
を大前提にしてしまうと
 
 
 
従業員間の人間関係が
ギクシャクします。
筆者の実体験で身に染みて
感じたものです。
 
 
 

「俺たちの時代は・・・」「私たちの時代は・・・」は持ち込まない方が良い

 
労務トラブルとなった時に
上司が部下に言ってしまう
発言のなかに
 
 
 
「俺たちの時代は・・・」
「私たちの時代は・・・」
という言葉があります。
 
 
 
「俺たちの時代は、我慢をしてやったものだ」
「私たちの時代は、許されなかった」
などの使い方ですね。
 
 
 
そうなんだと素直に受け入れて
くれるケースもありますが、
反発を招きやすく、
ハラスメントとなりかねない

ので叱責の言葉として使わない
ことをお勧めします。
 
 
 
過去がどうこうではなく、
不適切な行為があれば、
会社の判断として「不適切」と
指摘をするべきです。
 
 
 
自分がそうだったから、
これからもそうでなくては
いけないという考えは
よく検討してからにしましょう。
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年6月14日掲載-486)
 
※ 写真はイメージです