■平成30年度最低賃金は全国平均前年度比26円アップの様相
毎年、夏休みという話題と
ともにやってくる最低賃金に
関する議論のニュースですが、
今年も昨年とほぼ同じ上昇幅の
様相という報道がありました。
愛知県は890円台
岐阜県は820円台
三重県は840円台
東京都は980円台
大阪府は930円台の決着となりそうですね。
この金額では、貧困問題は解決
しないという指摘と、中小企業の
事業運営を圧迫するという指摘が
併存しており、
どちらの指摘についても
深刻な社会問題に至ることが
心配ですね。
どこで働いても同じ時間給という時代に入っていく
年々最低賃金が上がっていく
度に筆者が感じているのは、
求人の時間給が横並びになって
いくということです。
このペースでいけば、愛知県は
2022年には1,000円のラインの
攻防となります。
その頃には、パート・アルバイトに
関する求人の多くが1,000円を基準に
募集し、
求人における自社の強みを賃金に
求める会社が、他を圧倒する金額で
募集するということになって
いくでしょう。
時間給が高いということは、応募の
動機の上位に入ることは間違いが
ないので、
急に退職者が出たような場合は、
特に効果を発揮するでしょう。
しかし、時間給をどこまでも上げて
いくことができる会社ばかりでは
ないはずですから、
働きやすい環境や働きがいがある
という点を求人における自社の強みとする
ことを模索していくことも検討
しましょう。
これは、
先手必勝であり、
他社が追いついてきた時には
次の変化ができる状態にしておく
ことで優位性を確保できます。
そのためにも、働き方改革に
むけて就業規則の改定をして
いきましょう!
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年7月21日掲載-523)
※ 写真はイメージです