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■会社に関する記事の投稿を管理しないということは「会社が責任を負う」ということ

 
パワハラにより会社に賠償
命令が出た事案が報道され
ました。
 
 
 
会社は控訴する方針のよう
なので、控訴審の結果にも
注目をしたいところですが、
 
 
 
慰謝料や未払い賃金など
1669万円の支払いを
求めた結果、福岡地裁は
会社と社長に1541万円の支払いを命じた
というものです。
 
 
 
全面的に被害者の主張が
認められる結果となりました。
 
 
 

被害者の主張と会社の主張

 
報道の内容から双方の
主張を見ると、
 
 
 
(被害者の主張)
・配送後に温泉に立ち寄ったのを理由に頭を丸刈りにされた
・高圧洗浄機で水を噴射された
・ロケット花火を自分に向けて打たれた
・土下座を強要された
 
 
 
(会社の主張)
・当社の家族的な雰囲気の中で行われた従業員同士のレクリエーションでのやり取り
・土下座は自らやった
・頭が皮膚病だったので髪の毛を刈った
 
 
 
(裁判官の判断)
「暴行及び原告の人格権を侵害する行為であることは明らか」
 
 
 
パワハラのトラブルは双方の
言い分は相反するものなので
今後の裁判で、真実に基づく
判定がされれば良いですね。
 
 
 
この事案で、特に証拠となった
ものが
ブログとして上げられていた記事
でした。
 
 
 

会社に関するものはすべて管理をするべき

 
会社に関するSNS等の
記事の投稿は、従業員が勝手に
やったものといったところで
 
 
 
会社の責任がまったくない
ものとはならないので
 
 
 
投稿を認めるなら判断できる権限をもった人が確認をするべきです。
 
 
 
手間がかかるとはいうものの
それをやっていないために
防ぐことができず、
 
 
 
トラブルに発展している例も
多くあるのです。
 
 
 
もしくは就業規則や投稿に
関する規程を作成して、
後から見てみたらため息が
出るような投稿を防ぐことも
一定の効果があるでしょう。
 
 
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年9月15日掲載-579)
 
※ 写真はイメージです