■システム開発事業者へ「二重派遣」を行っていた派遣元事業主が事業停止等の処分に
派遣社員を受け入れたいと
考えた時に労働者派遣事業の
許可を持った会社等と契約を
結ぶことになりますが、
その派遣会社が法令の違反なく
派遣業を運営しているかどうかは
自身で判断をするしかないでしょう。
労働者派遣事業の許可を受けて
いるということで一定の信頼を
してしまうことも無理はありませんが、
巻き込まれないようにするためには
派遣先が積極的に確認をしていく
しかありません。
労働者派遣事業の許可を受けた
事業者が、法律で禁止されている
二重派遣をしたことで処分を
受けたことが大阪労働局から
公表されました。
自身で雇用をしていないのに雇用をしていると称していた
処分となった経緯は、派遣元が
自身で雇用をしている従業員で
あれば特に問題がないところ、
表現をわかりやすく言うと
他社の従業員を借りてきて
派遣をしていたという状態です。
ぱっと見ただけではこの
状況はわからないのに
労働局がこの違法な状態を
把握することもすごいですね。
派遣先が違法な派遣だと知って
いたのかも調査をされることに
なるでしょうから、
巻き込まれて疑われないためにも
派遣先が確認することも検討を
しましょう。
これから違法な派遣が増える可能性あり
旧法の特定労働者派遣事業を
行っていた事業者をはじめ、
派遣業の許可を受けたくても
何らかの事情で受けることが
できなかった事業者もいます。
この10月から労働者派遣法
改正に関する影響がじわじわ
出てくることが想定され、
許可を受けることができなかった
事業者が、許可を受けた事業者を
隠れ蓑にすることもあるかも
しれません。
違法な労働者派遣に巻き込まれない
ようにご注意ください。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年10月3日掲載-597)
※ 写真はイメージです