■技能実習生に技能を学べない単純作業に従事させていると大きな問題を招く
技能実習生を受け入れていた
会社が、適正な実習を行えるか
検査中として
新たな計画について
外国人技能実習機構の認定を
受けることができず、
技能実習生を解雇したという
報道がありました。
技能実習生に行うべき適正な
実習がなされていない
↓
新しい実習計画の認定がされない
↓
在留資格が維持できない
↓
やむなく解雇をする
↓
技能実習生が会社を提訴を検討
適正な実習をしなければならない
にもかかわらず、しなかったことで
大きなトラブルを招いています。
技能実習生は技能を学ぶ場所
技能実習生が何のために日本に
来ているかと言えば
多くは技能を学ぶ場所として
来日しています。
一方で一部の事業者は制度の
趣旨に興味がなく
単純作業をコツコツやってくれる人材が欲しいという
自社の人材不足のことだけ
考えて、技能実習生を
受け入れてしまうため、
歪みが生じて労務トラブルを
生み出してしまうのですね。
この問題は事業者も悪いのですが、
人材不足の社会問題が根深くある
とも言えるでしょう。
認定を受けた実習計画の通りに実施を
今回の事例では、
排水パイプを付けるなど
単純作業の従事ばかりで、
本来の技術を学ぶ
電機機器の組み立てが学べなかった
とされています。
技能実習生と思われる人が
いつも単純作業をしている
光景を見ることがありますが、
日本という国が誤解されないように
学ぶために来ている志を
大切にしてあげてほしいですね。
技能実習生は労働力の確保では
ないことを認識しておきましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年10月6日掲載-600)
※ 写真はイメージです