■技能実習生の解雇~状況によっては実施期間分の賃金と帰国までの生活費補償が求められることも~
技能実習生を受け入れていた
会社が解雇をした事案にて
その経過は、
技能実習生に行うべき適正な
実習がなされていない
↓
新しい実習計画の認定がされない
↓
在留資格が維持できない
↓
やむなく解雇という流れでしたが、
労働組合が支援をしたり、提訴を
検討したりと様々な動きを経て
会社は実施期間分の賃金と
帰国までの生活費を補償する
という結論に至りました。
賃金の補償は基本賃金
給料の補償については、実施期間の
基本賃金と報道されていますので
雇用契約に基づく所定労働時間に
対する給与が支払われたものと
考えられます。
上記の経緯のように会社に責任が
ある技能実習生の解雇の場合は、
一定の解決の着地点を模索する
ひとつの参考になるといえるでしょう。
帰国までの生活費補償は数万円か
技能実習生の中には借金を抱える
人材もいるようで、生活費の
補償に折り合いがついていない
ようです。
会社側は生活費の補償額は
数万円という意向があり、
今後の交渉に注目をしたい
ところです。
各企業でしっかりと取り組みを
したいのは、
技能実習生に行うべき適正な実習を行うこと
ですから、日々の業務を計画に
沿って行いましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年10月20日掲載-614)
※ 写真はイメージです