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■増えている「上司が怖い」からやってしまったという違反行為

 
県の職員が完成していない工事を
完成しているかのように装い
業務を進めたという事案の報道が
ありました。
 
 
 
なぜ装ってしまったか・・・
 
 
 
上司が怖かった
という理由からとのことです。
 
 
 
あくまで本人の言い分なので
細かい事情まではわかりませんが、
民間企業においても「上司が怖い」は
増えている
と感じています。
 
 
 
パワハラが増えていることとも
繋がるのですが、このような問題は
対策を講じないとどこまでも同じ
ことが起こります。
 
 
 

怒りの感情だけで仕事を進めさせることの限界

 
上司としても部下の業務が進まない
ことに対して責任があることから
「何とかしなくては」という重圧が
あることはよくわかります。
 
 
 
その重圧が怒りの感情に変わり
叱りつけるだけの管理になって
いるとパワハラの危険信号
です。
 
 
 
そしてそれがきっかけで部下が
違反行為をしてしまうと
管理責任を問われかねない
と考えておかなくてはなりません。
 
 
 
上司の指導に問題点はなかったと
判断されるためには、
常にフォローをし、場合によっては
代わりに進めるとか、具体的な行動を
指導する必要があります。
 
 
 
加えて怒りの感情を出すのではなく
自身の感情をコントロールして
部下を動くようにしなくては
なりません。
 
 
 
「なんで自分がそこまでやらなくては
いけないの?」と言っている上司の
場合は、パワハラに至る可能性がある
思考なので注意が必要です。
 
 
 

会社は相談窓口の設置と確実な対応を

 
会社がすべての上司と部下の関係を
リアルタイムで把握することは
困難です。
 
 
 
一方で従業員は、怖い上司の対応に
関する管理を会社に期待しており、
放置をする訳にはいきません。
 
 
 
ハラスメントの相談窓口を設置し、
相談に対しては必ず何かしらの
結論を出す
ようにしましょう。
 
 
 
会社も上司も当人も違反行為をしたい
させたいとは思っていないはずです。
重圧をかけるだけの対応をせず、
円滑な業務遂行ができるようにして
いきましょう。
 
 
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年11月3日掲載-628)
 
※ 写真はイメージです